

スマホ教室
入会歴7年 Nさん(70代)
羽村市シルバー人材センター
スマートフォンの操作を教える事業。毎週火曜日の開催。
午前は基礎編としてスマートフォン(Android)の基本操作などを、午後は応用編としてカメラの使い方などを教える。1回2時間。受講者のスマートフォンを使い、マンツーマンで丁寧な講習を行っている。
羽村市シルバー人材センターにて、スマホ教室事業に携わるNさん。入会して感じたメリットや、自主事業の内容について伺いました。
3年ほど前に、事務局の方に声をかけていただいたのがきっかけです。
現役時代はパソコンを使う仕事をしていて、スマホもパソコンと操作が共通する部分があるので、私の経歴を見て事務局の方が打診してくださったのだと思います。過去には、講師というほどではないにしろ、部下にパソコン操作を教えることもありました。そうした経験を、自主事業で活かせていると思います。
以前は自動車関係の会社の、品質保証部というところにいました。
設計を基に車を組み立てて、悪いところがないかを調べる仕事です。24歳で入社し、定年退職するまで41年間働きました。
シルバー人材センターに入会したのは、退職してから1年後です。退職後1年間は、前職の職場の仲間からいろいろとお誘いもありました。それも徐々に少なくなって、家で暇を持て余すくらいならと思い、入会しました。これまでに、スマホ教室事業のほか、清掃や駐輪場の整備、小学校の施設管理を行っています。
スマホ教室のメンバーとは、教材を選定したり、教室で教える内容を考えたりしています。みなさんそれぞれに知識や経験が豊富なので、私自身も勉強になることばかりです。
スマホと一括りにしても、今は様々な機種が出ていて、操作に迷うことも少なくありません。そうしたときには、他のメンバーが助けてくれるので、非常にありがたいです。教えるときには、ゆっくり説明し、実際にやって見せることを大事にしています。まずはLINEやインターネットの検索など、スマホを普段使いできるようになることが教室の目標です。
そうですね、やっぱり人とコミュニケーションが取れることでしょう。自主事業ではメンバーや受講者さんと話せますし、他の就業場所でも1人のことはないので、多くの関係者と交流できます。
今就業している小学校の施設管理では、先生方から声をかけられることも少なくありません。入会したときは体を動かすことが一番の目的でしたが、就業するにあたって自然と人との交流が生まれました。新しい交友関係ができたという意味でも、入会して良かったと思います。
もし入会を迷っているのなら、まずは入会してください。
入会したら、何かしら興味がもてることがあります。就業だけでなく、サークルやイベントもあるので、そうした活動に参加するのも楽しいでしょう。例えば、羽村市シルバー人材センターでは、年に1回開催される「ふれあい祭り」があります。そこに運営側として関わるのもいいですし、私のように孫と参加者側で楽しむのもおすすめです。どんな興味があることが待っているかは、入ってみなければわかりません。
とりあえず、入会してみましょう!
スマホ教室事業は約3年前にスタートし、現在講師は6人、1回あたり2人の交代制で運営しています。開催は毎週火曜日です。午前は基礎編、午後は応用編として各2時間行います。
現在は一般向けに教室を開催していますが、今後は会員のメリットの1つとして会員向けの教室も計画中です。会員のスマホ利用をサポートして、スマホで就業情報を確認できるサービスなども活用していきたいと思っています。
羽村市シルバー人材センターは、会員による自主的なサークル活動が活発です。例えば、カラオケやフレイル予防の体操、健康麻雀サークルなどがあります。特に健康麻雀サークルは女性会員の人気が高く、これを目的に入会する人もいるほどです。このように、就業に限らず、センターを通じて元気な生活を送っている方がたくさんいらっしゃいますので、ぜひ入会をご検討ください。