東京しごとセンター多摩にて開催

令和5年9月29日(金)、爽やかな秋晴れの中、東京しごとセンター多摩にて、都内シルバー人材センターの役員、会員の皆様、関係機関の皆様、約90名にご参加いただき、「令和5年度シルバー人材センター安全大会」を開催しました。

例年、シルバー人材センター安全大会は、安全就業の推進を目的として、都内シルバー人材センターから200名を超える方々のご参加により開催していましたが、今年度も昨年度と同様に、規模を縮小しながらも集合形式で開催する運びとなりました。大会では財団の理事長の挨拶を皮切りに、令和5年度安全就業標語の表彰及び安全就業優良センターの表彰と安全取り組み事例発表を行いました。

開催挨拶の様子

安全就業標語は、応募総数3,838点という大変多くのご応募をいただいた中から、最優秀賞2点と優秀賞8点を選出しました。

表彰では当財団理事長より賞状と副賞品の授与を行い、集合記念写真の撮影を行いました。また、当日会場には最優秀作品をもとに作成した安全啓発ポスターを貼り出しており、ご自身の標語が書かれたポスターの前で記念撮影をされるご様子が、微笑ましく、また大変晴れやかでした。

なお、現在、令和6年度の安全標語を募集中です。ぜひ奮ってご応募ください。

標語最優秀賞受賞者の皆様で記念撮影標語優秀賞受賞者の皆様で記念撮影

続いて、今年度の安全就業優良センター、文京区シルバー人材センター・荒川区シルバー人材センター・狛江市シルバー人材センター・三宅村シルバー人材センターを代表し、三宅村シルバー人材センターの事例発表を行いました。

初めての受賞となる三宅村シルバー人材センターは、酷暑の中で働く屋内・屋外作業会員向けに空調服の貸与を行いました。また、安全就業ワッペンを作成し、会員に就業時の着用を依頼するなどの取り組みを行っています。会員へ一層の安全就業意識を持ってもらうため、会報にてKYTシートの配布や勉強会の開催など、安全を強く意識の向上を目指しています。

三宅村シルバー人材センター事例発表の様子

センターの皆様、発表いただきありがとうございました。

今年度は、公益財団法人 ダイヤ高齢社会研究財団 研究部長 石橋 智昭(いしばし ともあき)氏による、「事故防止対策の“見える化“と効果検証への取り組み」の基調講演がありました。安全活動は、長期間にわたり日々の安全計画の実践とその振り返り、更に実行計画の見直しを絶やすことなく繰り返していく、PDCAとして実行することで、より大きな効果を発揮します。本日の事例発表と講義は、皆様の日々の安全活動に大きく役立つことを期待しております。

基調講演の様子

今年度は、4年ぶりに参加者全員による「安全宣言」の唱和を行いました。財団事務局次長に続いて参加者全員で「安全宣言」を読み上げました。改めて日々の就業の中で「安全はすべてに優先する」の基本理念に立ち返りました。

「安全宣言」の様子

財団事務局長からの閉会挨拶では、「先日発表された東京の高齢者人口は311万4千人で、前年と比べ1千人増と過去最高となっています。多くの高齢者が活躍できる場として、シルバー人材センターへの期待は高まるばかりです。その中でも安全就業の理念は常に根底にあり、今回の安全大会で得られたものを現場に持ち帰っていただき、安全就業の推進に役立てていただければと思います。また、東京都はシルバー事業の生みの親として全国の模範でありたいと考えます。」と抱負を語りました。

これからも東京都シルバー人材センター連合は、地域のシルバー人材センターの安全就業を支援し続けてまいります。

閉会挨拶の様子

ご出席いただきました皆様、本大会開催にご理解とご協力をいただいた会員の皆様、センター事務局の皆様におかれましては、誠にありがとうございました。来年は更に多くの皆様とお会いできることを楽しみにしております。